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ハーモニー・フェスティバルに出演しました!!

2013.11.11

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ケヤキブラスバンドは11月10日(日)に、ハーモニー春日井主催の「ハーモニー・フェスティバル」に出演させて頂きました。

地元密着型のイベントなのですが、昨年は、ハーモニー春日井の外壁などの改修工事のため、開催されませんでしたが、今年は、例年通り開催される運びとなりました。

当日はあいにくの雨でしたが、まずまずのご来場者数で、地元で活動されている数々の団体が、楽しく演奏されておりました。

その中で、ケヤキブラスバンドは、「大トリ」を勤めることとなりました。
曲目は3曲、「鷲の舞うところ」「主よ人の望みの喜びよ」「アフリカン・シンフォニー」と、3曲とも吹奏楽の世界だけではお馴染みの曲を揃えました。

来場されている方々はお年を召した方も多いので、つい選曲を「演歌」としてしまい勝ちですが、選曲で喜ばれるよりも、私たちの熱意を見て勇気づけたり感動してもらえたらと、願いを込めて、あえて、演奏者が自然と魂を込めやすい吹奏楽曲を揃えました。

結果ですが、1曲目の前は椅子が並べてある程度の客数(約50席程度)でしたが、途中から、「なになに?」と客数は増え、しまいには「立ち見」でいっぱいに・・・。

1曲目が終わった後は、「お~~」という歓声と同時に割れんばかりの拍手喝采。それはまるでコンクールで素晴らしい演奏後に湧き上がるような歓声でした。
今までハーモニー・フェスティバルに参加をして来ましたが、このような観客の反応は初めてでした。

「他とは全然違うね。」「感動をありがとう。」など、たくさんの賛辞を頂いたのは本当に光栄です。

3曲目が終わり拍手喝采でハーモニー・フェスティバルも終わるのかと挨拶をし、退場をしようとしていたところ、「もうおしまい?」という声がちらほら・・・。アンコールの手拍子も鳴り出す始末。

司会の方が、「アンコールをお願いします!」と無茶振りをお願いされました・・・。
「すみません、3分時間を下さい・・・。」
演奏者と相談し、「アフリカン・シンフォニー」のアップテンポバージョンを即興で演奏しました。

観客の手拍子に乗って、演奏者も乗って・・・。会場が楽団と一体化しました。終わった後は、私(指揮者)も演奏者も「やったね!!」

踊りも歌も、世のヒットチャートに乗るようなポップスも何の演出もありません。
そこにあったのはあくまで、吹奏楽曲を譜面通りに演奏する奏者の真摯で力強い演奏。
これだけで感動させられるのが本当の音楽の魅力なのだと思います。

この日は、ケヤキブラスバンドが求めている「音楽の良さとは何か?」を少しだけでも伝えられた素晴らしいステージだったと自負しています。

「団員さん(エキストラさん含めた演奏者全員)の笑顔を見れば、ここがどんな楽団かすぐわかりますよ!」と、主催者からも元気を分けて頂けました。

また、来年も実行委員として参加をする予定でいます。